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【受賞報告】つくばハピネスライフ研究の研究成果、優秀発表賞受賞!!(第13回 日本介護予防・健康づくり学会大会)
つくばデジタルバイオ国際拠点 研究開発課題2に取り組む筑波大学 体育系 大藏研究室の博士後期課程1年 早瀬知穂が第13回 日本介護予防・健康づくり学会大会【奈良:2025年9月6日(土) ~ 7日(日)】で、優秀発表賞を受賞しました。
発表演題「地域在住高齢者における社会的孤立と身体機能低下との関連 ―人口密度に基づく居住地間比較―」(早瀬知穂、渋谷恭平、角田憲治、尹之恩、大藏倫博)
本研究では、地域在住高齢者における社会的孤立と身体機能低下との関連が人口密度によって異なるかどうかを検討することを目的としました。
2022年「つくば市民のための健康と生活調査」に回答した高齢者848名を対象とし、居住地周辺の人口密度の高低別に社会的孤立と身体機能低下との関連性を検証しました。
人口密度の高い群では社会的孤立と身体機能低下との正の関連が認められた一方、人口密度の低い群ではこの関連性は認められず、人口密度が高い地域では、社会的孤立による身体機能低下のリスクが増大する可能性が示唆されました。高密度地域において高齢者の社会交流を促進し、社会的孤立を予防することは身体機能を良好に保つ上で重要であると考えられます。